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北京ひとり旅2018 3日目 ~vol.3 いざ紫禁城へ~

紫禁城の呼び方について

お粥を食べて温まったので、紫禁城( 紫禁城 Zǐjìnchéng )へ向かいます。

日本では紫禁城という呼び方が一般的ですが、現地ではこの歴史的建造物が博物館になっているため、故宮博物院故宫博物院 Gùgōng Bówùyuàn )と呼ばれています。
百度地図にもそのように書かれています。

 

最寄りの天安門東駅へ

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8:35頃、王府井駅から地下鉄1号線に乗りました。
1駅だけの移動です。

 

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天安門東駅に着きました。出口は右側です。

 

紫禁城に入る

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駅から徒歩で進み手荷物検査を通過して、9:00頃に天安門から紫禁城に入りました。
紫禁城の見物は、天安門から神武門( 神武门 Shénwǔmén )へ一方通行になっています。

この日の天気は曇りでした。

 

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これは天安門と午門( 午门 Wǔmén )の間にある端門( 端门 Duānmén )です。

 

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地図を見つけました。
下の方にある赤い印( 您所在的位置 )にいます。

地図には説明がありませんが、紫禁城は大きく分けると 内廷 Nèitíng(北側)と 外朝 Wàicháo(南側)に区分されるそうです。
これから外朝の区域を進んでいきますが、概ね 保和殿 Bǎohédiàn までが外朝とのことです。

 

午門に入る前にちょっとした試練が

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故宮博物院の入口にあたる午門の前にやってくると、人だかりができていました。
ここまではお金を払わずに進んできましたが、ここから先は入場券( 门票 ménpiào )を購入しないと進めないようです。
入場券の購入もスマホでできるようなので、私も周りの人と同じようにQRコードを読み取って手続きをすることにしました。

 

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この画面から入場券の購入手続きが始まります。
外国人の場合は、身分証としてパスポート( 护照 hùzhào )が要るようです。

 

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料金は大人40元(約680円)でした。
パスポート番号、氏名を入力して手続きを進めますが、入力がうまくいかなかったので係員に尋ねてやってもらいました。

 

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携帯電話の番号も登録が必要です。

 

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決済は微信支付(WeChat Pay)でするようです。

 

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決済が完了しました。
これで中に入れます。ほっとしました。
この画面の内容(右側)は「パスポートを身分証として登録したので、入り口でパスポートを見せて入ってね」という意味のようです。

 

無事に入場券を購入し、紫禁城内部を進む

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午門の下に来ました。
実際に見るととても高さがあって、迫力がありました。
この時は知りませんでしたが、午門に登ることもできるようです。

 

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内金水橋を渡り、見えてきたのが太和門( 太和门 Tàihémén )です。
てか、造りが大きすぎて門に見えません。

 

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太和門をくぐって見えてきたのは、外朝の三大殿のひとつである太和殿( 太和殿 Tàihédiàn )です。
この広場の大きさには驚きました。
きっと過去には皇帝に遣える大勢の臣下がこの広場を埋め尽くしたでしょうから、皇帝の権力の大きさというものを感じました。

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太和殿の前まで来ました。
たまたま近くに日本人団体客がいてガイドさんが建物の説明をしていたので、私も紛れてその説明を聞かせてもらいました。

 

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中和殿( 中和殿 Zhōnghédiàn )です。
こちらも外朝の三大殿のひとつですが、こじんまりとした建造物です。

 

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保和殿です。
こちらも外朝の三大殿のひとつです。
乾隆五十四年(1789年)以来、科挙の最終試験である殿試( 殿试 diànshì )がここで行われたそうです。

 

内廷(紫禁城内部の北側)を進む

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乾清門区域( 乾清门区域 Qiánqīngmén Qūyù )まで来ました。
この辺りからは内廷の区域になります。

 

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乾清門( 乾清门 Qiánqīngmén )を通って、乾清宮( 乾清宫 Qiánqīnggōng )の前にやってきました。
乾清宮は内廷の中心的建造物だそうです。

また、乾清宮、交泰殿( 交泰殿 Jiāotàidiàn )、坤寧宮( 坤宁宫 Kūnnínggōng )の3つの建造物を後三宮( 后三宫 Hòusāngōng )と呼ぶそうです。

 

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「正大光明」と書かれた額の前にたくさんの人が集まっていました。
集まっている人は皆スマホで写真を撮っていますが、外国人にはこの価値がよく分かりません。

後で調べたところ、この「正大光明」の額の裏に箱があり、清代の皇帝が後継者(次期皇帝)の名前を書いたものをその箱にしまったそうです。
皇帝の死後にその箱を開け、名前が書かれたものが即位するという後継制度に関するものでした。
歴史上とても重要な意味を持つ展示物だったんですね。 

 

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紫禁城の滞在時間が1時間半近くになって若干飽きてきたので交泰殿と坤寧宮は素通りし、御花園( 御花园 Yùhuāyuán )にやってきました。
これまで通った場所と比べて木々が多く、庭園っぽい場所でした。

 

最後の神武門に到着

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紫禁城の見物ルートで最後(最北端)の神武門を通り、南方向に振り返って撮った写真です。
急ぎ目で見物したつもりでしたが、約2時間かかっていました。
それだけ敷地が広いということです。

この後、紫禁城を眺めることができる景山公園へ向かいます。

 

旅行記の続き】

zhangge.hatenablog.com