2019年 中国高速鉄道3,927kmの旅 2日目 ~vol.3 悠久の都・西安へ~
路線バスを乗り継ぎ、何とか洛陽龍門駅に辿り着く
さて、日本のスマホは既に電池切れ、中国のスマホは残り5%くらいになったので、できるだけ早く洛陽龍門駅に戻らないといけません。
行きの観光バスは見当たらず、路線バスも洛陽龍門駅行きのバスは来なさそうなので、とりあえず龍門大道( 龙门大道 )を北へ行くバスに乗ることにしました。
6つ先のバス停がある通衢路まで行って、別のバスに乗り換える作戦です。
運良くここが始発の53路のバスがやってきたので、乗車します。
料金は1元(約17円)でした。
財布の中に汚い1元札あったので、失礼ながらも「ちょうどいい!」と思い運賃箱に投入しました。
やる気のない運転手の荒っぽい運転でバスが進みます。
社内でアナウンスがありますが、次のバス停を聞いても「龙门大道???口」と聞き取れないので困りました。
中国のスマホもここで電池が無くなり地図のGPSが使えなくなったので、6つ目のバス停ということだけを頼りに、バス停の数を頭の中で繰り返し数えていました。
通衢路との交差点のバス停で何とか降りることができ、少し西へ歩いて「通衢路龙门大道口西」というバス停で駅まで行くバスを待つことにしました。
スマホが使えず時間も確認できないままでしたが、おそらく20分くらい経った時に66路のバスが来たため、駅に無事に辿り着くことができました。
ケンタッキーに居座る
無事に洛陽龍門駅に戻ってきたわけですが、関林廟へ行く予定をキャンセルしたため、時間的にはかなり早い到着になりました。
時計での確認はできませんでしたが、おそらく13:00頃だったと思います。
そのため、切符売り場でこれから先に乗車予定の切符を何枚か受け取り、その後駅構内に入りました。
身分証検査、手荷物検査を済ませて、朝は入れなかったケンタッキーでスマホの充電をしました。
充電ついでに昼食も食べましたが、ケンタッキーはどこで食べても美味しいので安心できます。
周りで長居している中国人に対して、店員がトレーを下げたり床を掃除したりして追い出していましたが、私にはそのような追い出し行為はされませんでした。
外国人と分かっていたのでしょうか?
おかげで2時間ほど居座ったので、スマホの充電もばっちりで復活しました。
高速鉄道で西安へ行く
この日は西安に宿泊場所を取っていたので、高速鉄道に乗って西安北駅まで移動します。
今回の旅行で2回目の高速鉄道利用です。
乗車概要(洛陽龍門→西安北)
行程:洛陽龍門 15:57発 → 西安北 17:34着
列車番号:G1281(瀋陽北 → 成都東)
座席:二等座 05車03F号
料金:174.5元
購入方法:中国鉄路12306アプリで予約(2月23日) → 駅窓口で受取(3月3日)
駅名 | 到着 | 出発 | 停留 | 距離 |
---|---|---|---|---|
洛陽龍門 | 15:55 | 15:57 | 2分 | --- |
華山北 | 16:49 | 16:51 | 2分 | 259km |
渭南北 | 17:10 | 17:12 | 2分 | 317km |
西安北 | 17:34 | 17:42 | 8分 | 380km |
今回の座席は二等座
トイレに行ったり水筒にお湯を入れたりした後、改札場所の前にやってきました。
今回は二等座なので、車内で荷物を置くスペースを確保できるよう早めに並ぶことにしました。
【動画】G1281(瀋陽北→成都東)洛陽龍門駅に入線
(※クリックすると再生します)
今日はるばる瀋陽からやってきた列車で、これから成都まで行くなんて日本の新幹線では考えられない連続走行距離です。
私が乗る車両は、二等車&食堂車の混合車両でした。
私は予約時に窓側のFの座席を予約しておいたのですが、私の席に座っている女性がいました。
「そこ私の席なので空けて下さい」と言いましたが「私はこの向かいの席だけど、姉と話して座りたいから」みたいなことを言って、席を空けてくれませんでした。
相手が女性で2名だったので、これ以上説得するのは面倒と思い、近くの通路側の席に座ることにしました。
窓から三門峡の風景とか見たかったんですが、残念でした。
列車は徐蘭高速線を高速鉄道らしいスピードでぶっ飛ばしていました。
時速300km近く出ていました。爽快です。
景色を楽しめなくなったので、日本から持って行ったカップスープをいただくことにしました。
デミグラスソースの匂いを充満させながら美味しくいただきましたが、中国人は匂いや音に寛容なようで特に何も言われませんでした。
西安北駅に到着
定刻通り17:34に西安北駅に到着しました。
24番ホームに到着ということからも分かりますが、半端ない大きさの駅です。
ここから地下鉄に乗り換えます。
とてもきれいな駅です。
地上の広場に出てみました。
駅舎の外観は予想通りです。
だいたい大きな駅舎に「〇〇站」って書いてありますので。
地下鉄の路線図がありました。
私はここ( 北客站 )から地下鉄2号線で鐘楼( 钟楼 Zhōnglóu )駅へ向かいます。
鐘楼近くのホテルにチェックインする
18:20頃、鐘楼駅に着きました。
駅名の通り鐘楼の最寄り駅です。
地上は鐘楼を中心とした円形交差点になっており、地下は 钟楼地下盘道 という地下通路になっています。
鐘楼を観光する場合は、地下通路の北側から入ることができます。
私はスーツケースを置くために、まずホテルにチェックインすることにしていました。
宿泊するホテルは、鐘楼駅から南西へ徒歩約8分の「康铂酒店 西安钟鼓楼店(英文名:Campanile Xian Bell Tower)」です。
【動画】中国・西安 鐘楼
(※クリックすると再生します)
地上に上がり、交差点の南西の角から撮った写真です。
車の行き来がとても活発です。
西安の街並みを見ながら歩き、無事にホテルに到着しました。
ホテルの近隣は下町感の強い店や住宅が多いですが、このホテルは昨年できたばかりで新しいため、中に入ってしまえば気になりませんでした。
このホテルで2泊します。
【旅行記の続き】