ちょっと中国が気になる

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2019年 中国高速鉄道3,927kmの旅 5日目 ~vol.4 高速鉄道で武漢へ行く~

乗車概要(荊州→漢口)

乗車日:2019年3月7日(木)
行程荊州 17:29発 → 漢口 19:01着
列車番号:D2260(成都東 → 漢口)
座席:二等座 02車 06F号
料金:76元
購入方法:中国鉄路12306アプリで予約(2月15日)→ 駅窓口で受取(3月4日)
駅名 到着 出発 停留 距離
荊州 17:27 17:29 2分 ---
潜江 17:54 17:56 2分 70km
仙桃西 18:06 18:08 2分 90km
天門南 18:22 18:24 2分 121km
漢口 19:01 --- --- 204km

 

湖北省省都武漢市へ

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この日は武漢で宿泊することにしていたので、武漢(漢口)まで高速鉄道で移動しました。
出発時刻(17:29)のちょうど1時間前に荊州駅に着きましたが、比較的こじんまりした駅のため身分証確認と手荷物検査はすぐに終わりました。
待ち時間が長くなってしまったため、待合場所でゲーム(王者荣耀)を始めたところ、逆にやめられなくなり、ほとんど写真を撮れずに列車に乗ることになってしまいました。

電光掲示板の一番上の D2260 漢口行き に乗ります。

 

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発車直後の車内の様子です。
1時間半くらいの乗車だったため二等座にしましたが、乗客が多く乗車率100%のようでした。

乗車してすぐに乗降口近くの荷物置き場所が少しだけ空いていたのですが、直感でそこにスーツケースを置いて、その後に座席に向かいました。
自分の座席まで来たところ、上の荷物棚はいっぱいで大きなスーツケースなど置けない状態だったので、とっさの判断が功を奏しました。

 

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18:23頃、天門南駅で停車中に、反対側のホームに停車中の和諧号(CRH2A型)を撮りました。
色が違いますが、日本の新幹線のE2系1000番台がベースという事で、東北新幹線の「やまびこ」や秋田新幹線の「こまち」とそっくりでした。

私が乗った車両も和諧号でしたが、調べてみると武漢局集団所属のCRH5A型の車両でした。
これまでに乗った車両に比べると、製造時期が少し古めの車両でした。

 

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「間もなく漢口に到着します」というアナウンスが流れると、到着までまだ5分くらいかかるのに、せっかちな乗客が降り口へ向かっていました。
乗客には若年の出稼ぎ風の人が比較的多く、大きなリュックを背負っている人を多く見かけました。
中には布団か衣類が入っているようでした。

 

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その若い出稼ぎ風の人たちがいなくなると、床に散乱する物を見つけました。
ヒマワリの種の殻です!
マナーができていない人が殻をまき散らすという話を聞いたことがありましたが、実際に見ると結構衝撃的でした。

 

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定刻通り、漢口( 汉口 )駅に到着しました。
乗車時に車両の外観写真を撮れなかったので、降車時はちゃんと撮りました。

 

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駅舎はドーム型になっていました。
たまに照明が不十分で暗い駅もありますが、さすがは漢口駅です。
十分な明るさでした。

 

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と思ったら通路は薄暗く、改札口もこの暗さでした。
蛍光灯の間隔が広い上に、切れてる蛍光灯がありました。

 

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駅前広場で、恒例の駅舎の写真撮影をしました。
漢口駅の場合は、他の駅と違いがありました。
高速鉄道の駅は新しく作られた駅が多く、巨大な現代風の建物に「〇〇站」となっていることが多いです。
しかし漢口駅は昔から使われている駅のため、歴史のある洋風の建物に「漢口」とだけ書かれていました。

そうこうしてると「 住宿 」と書いたボードを持った客引きが3人ほどやってきて、取り囲んできました。
不要! 」と言い残して立ち去りましたが、他の場所にもたくさん客引きがいて話しかけてくるので面倒でした。
「今時スマホでも宿泊場所を探せるのに、付いて行く人なんているわけない」と思っていたら、客引きのおばさんに付いて行く若い女性がいました。
「女性で客引きに付いて行くの?」と思いましたが、「同性のおばさんだから付いて行ったのかな?」とか色々考えながら地下鉄の駅を目指しました。

 

地下鉄で江漢路へ

この日のホテルは江漢路( 江汉路 )駅の近くに取っていたので、江漢路駅まで地下鉄に乗りました。

 

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地下鉄に乗る時に、少し手間取ってしまいました。
微信支付乘车码 で改札を通ることができず、せっかく手荷物検査の列を通ったのに引き返し、券売機で切符を買いました。
すると、この青いコインが切符として出てきました。
これまでの経験では切符はカード型だったので、まさかコイン型の切符が出てくるとは思いもしませんでした。

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19:40頃、地下鉄2号線のホームで列車を待っているところです。

 

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江漢路駅までは乗り換え無しで6駅です。

 

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車内では、私と同じように大きな荷物を持った人が多くいました。

 

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車内で無料のWi-Fiが使えるようでした。

 

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19:55頃、江漢路駅に到着しました。

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地上に出ました。この通りは中山大道(南西方向)です。
街灯が少ないせいか薄暗かったですが、洋風の建物が整然と立ち並んでいました。

 

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こちらは江漢路歩行街です。
武漢市で一番の繁華街のようで、とてもきれいな通りです。
 

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世界的に有名なブランドも、景観を大切にしながら店を構えていました。

 

ホテルにチェックイン

宿泊日:2019年3月7日(木)~8日(金) ※1泊2日
ホテル名:武汉帝盛酒店(英文名:Dorsett Wuhan Hotel
部屋の種類:スーペリアルーム(窓あり)
食事:あり
料金:5,256円 ※前払い(クレジットカード)
購入方法:agodaで予約(2019年1月9日)

20:08に、宿泊するドーセット ウーハン( 武汉帝盛酒店 )に到着しました。
江漢路駅から徒歩5分くらいの場所で、江漢路歩行街に面しているため非常に立地の良いホテルです。

チェックインの際に、男性従業員(中国人)が英語で話してくれました。
母国語ではない英語の発音は私には聞き取りやすく、スムーズにやり取りすることができました。

しかも、上位の価格帯の部屋が空いていたようでアップグレードしてくれました。
元々スーペリアルームを予約していたのですが、ファミリールームに泊まることになりました。

 

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部屋に入ると、とてもきれいで落ち着きのある雰囲気でした。
ファミリールームだけあってさすがに広く、スーツケースを開けたまま置いていても全く邪魔にならない広さでした。

 

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5,000円ほどの支払いで、こんなに広い部屋に泊まらせてもらえるのはラッキーでした。
おそらく過去に宿泊した日本人がきれいに利用したので、私の部屋がアップグレードされたんだと思います。

 

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シャワールームがガラス張りになっていましたが、1人で泊まる上では何の支障もありませんでした。
逆を言えば、2人以上で泊まる場合は不評を買うのかもしれません。
(確か、シャワールーム内もカーテンは無かったと思います)

 

夕食は湖北料理 

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ホテルにチェックインした後、ようやく夕食を食べることにしました。
行く店は決めていなかったので、大衆点評のアプリで周辺の店を探しました。
こんな繁華街でも意外に21:00頃で営業終了する店も多くて焦りましたが、まだしばらく開いている湖北料理( 湖北菜 )の店を探しました。
そして、ホテルから徒歩5分くらいの場所にある「 品味馆 湖北私房菜 」へ行ってみることにしました。

 

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20:45頃に店に到着し、並ばずに席へ案内されました。
料理の数がとても多くて迷ってしまいますが、「湖北料理と言えば魚!」ということで魚料理の 长江大白刁 を注文することにしました。
あと、回鍋肉とコーラも注文しました。

 

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まずコーラが出てきましたが、ペットボトルで出てきました。
しかも1,250mlの大きなボトルでした。

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食事は最初に回鍋肉が出てきました。
写真では伝わりにくいですが、かなりの量でした。
味はとても良かったです。

 

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そして 长江大白刁 が出てきました。
ただ、店員が出来上がったこの魚料理を持ったまま、なかなか私のテーブルに持ってきてくれませんでした。
おそらく回鍋肉を食べ切ることで精一杯と思われたようで、「本当にこの魚料理も食べれるの?」っていう表情をしていました。
確かに、魚は皿からはみ出るような大きさでした。

結局1時間ちょっとかかりましたが、完食しました。
ピリ辛の味付けがとても美味しく、食が進みました。
お会計は94元(約1,598円)でした。
湖北料理は日本ではメジャーではありませんが、美味しさに満足して店を後にしました。

 

散歩してホテルに戻る

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せっかく武漢に来たので、ホテルに戻る前に周辺を散歩しました。
この写真は、江漢路歩行街との交差点から北東方向に取った中山大道です。

 

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江漢路歩行街です。
22:20頃になっていたので、さすがに人通りも減っていました。

 

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地下鉄江漢路駅のC出口付近にある中国工商銀行の建物です。
アヘン戦争後に設けられたイギリス租界の区域にあり、現存する貴重な歴史的建築物の一つです。

この後、ホテル近くのローソン( 罗森 )に立ち寄ってホテルの部屋に戻りました。
就寝は24:00頃でした。

 

旅行記の続き】

zhangge.hatenablog.com