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2019年 中国高速鉄道3,927kmの旅 6日目 ~vol.1 渡船に乗って長江を渡り、武漢長江大橋を見物する~

遅めの起床

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6日目(3月8日(金))の朝です。
通常は5:00~6:00に起きるのですが、旅行も終盤に入り疲労も考慮して、起床は7:00と遅めでした。
8:00に部屋を後にして、スーツケースを持ってホテル内で軽く朝食を取りました。

この日は武漢市内の観光に出かけました。

 

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8:40にホテルをチェックアウトし、江漢路歩行街を南東に歩きました。
天気は曇り( 多云 )で、さらに霞んでいたため、どんよりした空でした。

 

【動画】江漢路歩行街で見た広場舞
(※クリックすると再生します)

 

長江を船で渡る

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15分ほど歩くと、長江沿いの沿江大道に着きました。
横断歩道を渡ると、長江を渡る渡船乗り場( 武汉关码头 )がありました。

 

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乗船するのは、漢口側の武漢関埠頭( 武汉关码头 )と武昌側の中華路埠頭( 中华路码头 )を結ぶ航路(武中線)です。
なお、この区域は長江が南西から北東に流れているため、航路としては上流へ上る形になります。

 

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「公交=バス」のイメージがあったため意外でしたが、支付宝内の武漢電子公交カード( 武汉电子公交卡 )で支払うことができました。

 

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乗船料は、現金払いだと1.5元(約26円)です。
ICカード武漢城市一卡通( 武汉通 )や、武漢電子公交カード( 武汉电子公交卡 )で支払うと、少し割引されて1.3元(約22円)になります。

www.whlundu.com

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9:04に桟橋に到着しました。
9:10に出航する船にちょうど間に合いました。

 

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乗る船が見えてきました。

 

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乗船すると、荷物を載せた二輪車を多く見かけました。
乗船料の安さからしても、市民の生活の足になっているようでした。

 

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後方のデッキに出ましたが、ほとんど人はいませんでした。
私としては、空いている方が好都合です。

 

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対岸を見ると、高層の建物が建築中でしたが、霞んでいました。
この辺りは長江の中流域に当たりますが、中流でこの川幅の広さは半端ないと思いました。

 

【動画】渡船が武漢関埠頭を出航
(※クリックすると再生します)

定刻から5分ほど過ぎて、9:16頃にゆっくりと船が動き出しました。
漢口側の埠頭から離れていきます。

この辺りも高層ビルやマンションの建設が活発でした。

 

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後方デッキからの眺めにつき、船は後ろの方向へ進んでいきます。

出航から5分ほど経つと、もう長江の両岸の真ん中付近までやって来ました。

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進行方向に向きを変え、右手の方向を見ると、テレビ塔武漢長江大橋が見えました。

 

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今度は進行方向の左側が見える位置に移動すると、対岸(武昌側)の近くまで来ていました。
船の移動は案外早く、もう少しで到着です。

 

無事に対岸に到着

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いよいよ中華路埠頭に到着です。
スーツケースを持って、降りる準備を始めます。

 

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無事に接岸し、下船が始まりました。
15分ほどの乗船時間でした。

 

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桟橋を渡った後、振り返って写真を撮りました。

 

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さらにもう1枚写真を撮りました。
奥に見えるのが、漢口側の高層ビル群です。

船に乗る機会は普段無いので、新鮮味があって良い経験になりました。

 

武漢長江大橋へ

船を降りた後は、武漢長江大橋( 武汉长江大桥 )に向かいました。
むしろ、武漢長江大橋に行くために渡船に乗ったというのが実際のところでした。

中華路埠頭から武漢長江大橋までは、臨江大道を南へ徒歩7分ほどです。

 

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途中トイレに行きたくなり、民主路を東へ入った所にトイレがあるとおじさんに教えてもらいましたが、非常に狭いトイレでスーツケースの置き場所に困りました。
その時、こんなこともあろうかとチェーンロックを持ってきたことを思い出し、写真のように柵につないで事無きを得ました。
ひとり旅の場合は荷物の見張りの問題が発生するため、チェーンロックは必携だと思いました。

 

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10:00頃、武漢長江大橋の近くまでやってきました。
臨江大道も民主路も道路工事中で、小石が混じった土の道をスーツケースを引いて歩くのはとても大変でした。

 

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橋をくぐって南側から撮った写真です。
一番上は車などが通り、その下を列車が通る二層構造になっていました。

 

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全長1,670mの立派な橋です。
完成したのは、60年以上前の1957年だそうです。

 

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突如近くの道路工事の作業場所に侵入したように見えますが、そうではなく橋を間近で見られそうな広場に繋がる階段を見つけました。
その階段が工事の作業場所の奥にあったので、さっと作業場所を通って階段を上がってみました。

 

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鉄道が通る線路のすぐ横に広場が設けられていました。
いい場所を見つけました。

 

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この広場には、武漢長江大橋建成記念碑が建っていました。
毛沢東毛泽东 )が詠んだ「一橋飛架南北 天塹変通途」という言葉が書かれていましたが、意味は分かりません。
ただ苦労して建設した念願の橋だったことは理解できます。

 

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緑皮車や和諧号が、横をビュンと通り過ぎて行きました。

 

【動画】武漢長江大橋を通過する緑皮車
(※クリックすると再生します)

 

【動画】武漢長江大橋を通過する和諧号
(※クリックすると再生します)

 

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割と頻繁に列車が通るので、飽きずに写真を撮っていました。

 

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下を覗くと、川べりにいた人たちがこの広場の存在に気付き、続々と階段を上がってきました。
私は十分に写真を撮ることができたので、人が多くなる前に下に降りて武漢長江大橋の見物を終えました。

ここから黄鶴楼へ行きます。

 

旅行記の続き】

zhangge.hatenablog.com