2019年 中国高速鉄道3,927kmの旅 7日目 ~vol.2 高速鉄道で上海へ最後の移動~
乗車概要(蘇州→上海)
行程:蘇州 11:14発 → 上海 11:47着
列車番号:G7007(南京 → 上海)
座席:商務座 08車 01F号
料金:121.5元
購入方法:中国鉄路12306アプリで予約(3月9日)→ 駅窓口で受取(3月9日)
駅名 | 到着 | 出発 | 停留 | 距離 |
---|---|---|---|---|
蘇州 | 11:12 | 11:14 | 2分 | --- |
昆山南 | 11:26 | 11:28 | 2分 | 34km |
上海 | 11:47 | --- | --- | 84km |
駅構内へ入る
無事に切符を買い直すことができたので、駅構内へ入ります。
以前蘇州駅を利用した時は大混雑で、身分証確認・手荷物検査に進むのに時間がかかりましたが、今回はあまり混んでおらずラッキーでした。
10:08、手荷物検査等を終えました。
ここは一階の電光掲示板の前です。
二階へ上がります。
二階の待合スペースは広いです。
二階にスタバがありますが、せっかくのロゴが変な色と混ざってしまっていて、何となく残念でした。
2,000円くらいの乗車なのに申し訳ないですが、待ち時間が40分以上あったので、商務座のラウンジを使わせてもらうことにしました。
落ち着いた雰囲気の待合室でした。
利用者は私を含めて二人だけでした。
コーヒーを飲みながらのんびり過ごしました。
もちろん電源があり、スマホの充電が可能です。
また、係の人もとても丁寧な対応で好印象でした。
さすがにこのような所は、サービスの質は高いです。
特にすることも無かったので、ぼーっと発車案内を見ていたら、チベット自治区のラサ( 拉萨 )から上海までを走る超長距離列車を見つけました。
一番下の Z163 は、ラサ~上海間(4,373km)を48時間以上かけて走る中国ならではの列車です。
17分遅れだったら上出来だと思います。
ラウンジを後にし、改札口へ向かいます。
発車15分前(10:59)に改札口前にやってきましたが、まだ改札は始まっていませんでした。
今回は車内で荷物を置く場所の争いには巻き込まれないので、列の前の方に並ぶ必要はありませんでした。
(※実際に乗ったのは、写真とは別の列車です)
発車10分前の11:04に改札が始まり、ホームに降りると乗車する G7007 はまだ到着していませんでした。
ただ、同じホームの反対側に回送の復興号(CR400BF型)が停車していました。
(※実際に乗ったのは、写真とは別の列車です)
奥にも同型の復興号が停車していました。
(※実際に乗ったのは、写真とは別の列車です)
見ていると、この列車に乗りたくなってきました。
【動画】G7007(南京 → 上海)蘇州駅に入線
(※クリックすると再生します)
初めて商務座に乗車♪それなのに…
この旅で最後の高速鉄道利用です。
これまでで最短の84kmの区間を移動します。
周りに停車していたのは復興号ばかりでしたが、私が乗車した G7007 は和諧号でした。
列車変更が無ければ復興号だったはずですが、重慶北→荊州間で復興号に乗ることができたので良しとします。
商務座/二等座の構成の車両で、乗車した8号車は編成(8両×2)の連結部分で、さらに座席(01列F号)も車両内の最後尾でした。
座席はこのような立派なシートでした。
商務座エリアはすりガラスで区切られていて、入る時に乗務員に切符を確認されることがあります。
この車両の商務座の座席は合計5席だけで、スペースはかなり広かったです。
足元にスーツケースを置いても余裕の広さでした。
私の前の列には3人家族(両親+男の子)、私の席の右側には2人家族(母親+男の子)が乗っていましたが、これが不運でした。
子供が半端なくうるさい…。
前の男の子は席でじっとしていられず騒ぎまくり、横の男の子はギャーギャー泣いていました。
狭い空間に閉じ込められて、まるで罰ゲームのような環境でした。
サービスで、水とお菓子をいただきました。
この焼き菓子が美味しかったことが、商務座に乗って唯一良かったことです。
まだ乗って10分しか経っていないのに「これからリラックスして乗りたい時は、一等座に乗ろう」と思い始めていました。
あと25分の我慢です。
乗車区間で唯一の停車駅(昆山南駅)を過ぎても、男の子はご機嫌斜めのようで泣きじゃくっていました。
お母さんは泣き止まない男の子をあやしていて、大変そうでした。
靴が散乱していました。
自席で後ろを振り返ると、運転席はすぐそこでした。
やはり、すりガラスで仕切られていました。
すりガラスの右端に透けて見えるのは、通路で立っている無座の客のようでした。
二等座は混み合っていたようです。
定刻通り、上海駅に到着しました。
短い乗車時間でしたが、特に見どころが無い商務座の乗車体験となってしまいました。
今回乗車した車両は、中国鉄路上海局集団所属のCRH380B型でした。
上海もあいにくの雨でした。
一週間前、ここから旅が始まりました。
たくさんの場所を回りましたが、あっという間だったなというのが率直な印象です。
【旅行記の続き】